山笠があるけん博多たい!〜追い山ならし〜

7月12日。
昨日に引き続き、山笠ネタです。


博多にはこれがないと夏は訪れない!
そういっても過言ではないと思う。


今日は「追い山ならし」が行われた。
15日の「追い山」より1km短いコースを山がかけぬける。
いわゆる追い山のリハーサルだ。


さて、「追い山ならし」のスタートは15時59分。
14時30分過ぎに到着したのだが、この時はまだ人はまばら。


今年も山笠発祥の地「承天寺」の清道付近を選んだ。


開始時間に近づき、道路に水をまき、準備が始まる。


後ろに写っている警官は後でちょっとした揉め事をうまく収めて、
拍手喝さいを浴びていた。


開始時間前になると承天寺の住職だろうか?
山の奉納を受けに、表に出てこられた。


住職はなんとも言えず、趣のある方だ。

16時過ぎ。
今年の一番山笠「東流」の先導役が「おいさっ!おいさっ!」の掛け声と共に清道入り。


打ち水を浴び、気持ちよさそうだ。


住職に奉納の旨を伝える。


先導役には必ず子供が入る。
きっと近い将来、「山のぼせ」になるのは違いないだろう。


続いて舁き山の清道入り。


台上がりが住職に一礼。


舁き手は必死の形相だ。


見送り台上がりも負けず劣らず必死に指示をだす。


続いて二番山笠「中洲流」。



三番山笠「西流」。





四番山笠「千代流」。






さて、千代流が清道入りした後は、またすぐに五番山笠が清道入りするはずなのだが、
やたらめったら時間があいていた。


5分待っただろうか?10分待っただろうか?
来る気配がない。


すると警備している警官が「事故があって搬送中につき、遅れている」旨を伝えてくれた。
そういえば救急車が真後ろを走っていってたな。
多分それだ。


帰宅してから調べてみたら、櫛田入りの際に舁き山と外灯に挟まれたそうだ。
怪我の程度は不明とのこと。無事で「追い山」に参加できるとよいのだが。


この時にちょっと触れた揉め事が起きたのだ。
この場所ははじめ、ロープエリアが設定されていて、ロープエリアの外は見物人。
ロープエリアの中は打ち水役のみ入ることが許されていた。


しかし、時間が経つにつれてロープエリア内にも見物人が大勢入り込んでいて、
警官が危険である旨を説明して、ロープエリア外に退去するように求めた。
当然、ロープエリア内にいる見物人は面白くないだろう。
不満を伝えたのだろう。


すると警官が諭し始めた。
「僕らも出来れば間近で迫力のある山笠を見てもらいたい。
 だけど、実際に事故が起きてしまっている。
 ここでも子供が巻き込まれそうになった。
 だから安全のために、ルールを守ってもらいたいんだ。
 ここで事故がおきてしまうと、一人だけではなくみんながいやな思いをする。
 僕らは安全に、楽しく見物してもらいたい。ただそれだけなんだ。」
という内容だった。
それを伝えた後、回りから拍手が沸き起こった。
その後、すぐに皆ロープエリア外に退去した。


実に素晴らしい。
説得力ある人ってほんと素晴らしいな。


さて、そういうことがあってからしばらくして、五番山笠「恵比寿流」。






続いて六番山笠「土居流」。



七番山笠「大黒流」。


これですべての清道入りが行われた。
後は15日の本番を待つのみ。
明日は「集団山見せ」が行われるが、さすがに見に行けないなぁf(^-^;


承天寺から戻る時に、千代流の山小屋に立ち寄ってみた。



しばし待つと、「追い山ならし」を終えた流れが戻ってきた。


最後はおまけ。