山笠があるけん博多たい!〜他流れ舁き〜

7月11日。
曜日を問わずに毎年、博多祇園山笠の朝山と他流れ舁きが行われる。
朝山では「追善山」も行われ、地域に根付いた大切な文化というのがよく分かる。


朝山から何とか見物したかったのだが、前日の飲み会がたたったのか、8時に目が覚めた。
いや、4時20分までは何とかがんばったのだが、寝てしまっていた。


逃してしまったものは仕方ない。
他流れ舁きにすべてをかけるしか。


うちの近所の流れの詰め所に、出発が15時40分となっていたので、
大体16時くらいに開始かな?と思って出かけた。


今年の千代流れは2丁目が当番町。
千代町交番の裏に舁き山。それに例年西部ガス本社ビル横に飾り山と、非常に近い場所に山がある。


舁き山を撮るため、ポジションを探す。
既に周りには流れの人たちが沢山集まっている。
大人に混ざって、坊ちゃん、お嬢ちゃんも締め込みで気合は十分!


まだまだ和やかな雰囲気の舁き山周辺。


出発の台上がりが3名。


時間が経つにつれて、だんだんと空気がピリピリとしてくる。


ここで大事なのが「太鼓」。
この音で号令をかけるため、状況が分かるのだ。


「5秒前」


「さん!にい!いちっ!」


「やーっ!」


「おいさっ!おいさっ!」


他流れ舁きの開始だ。


「おいさっ!おいさっ!」

男衆が舁き山を舁く。


あっという間に目の前を通り過ぎる。

台上がりも男衆も気合たっぷりだ。


さて、この博多祇園山笠
「追い山ならし」や「集団山見せ」、「追い山」は完全に道路を封鎖するのだが、
「他流れ舁き」などでは完全な封鎖は出来ない。


そのため、片車線では山笠が流れているが、片車線では車が走っていたりする。


周辺を一回りしてきた流れ。
舁き山の前には、それぞれの旗が流れる。
これは主に未来の男衆の役目だ。

旗の色は所属区を表しているようだ。


台上がりの気合も十分。


見送り台上がりも負けずに気合十分。


区間によって、台上がりは交代する。
また人数も変わっていく。
細い路地を通行する時は1名の台上がり(と見送り台上がり)が男衆の指揮をとる。


どの台上がりも気合十分。男衆も気合十分。



先ほど、道路状況について説明したのだが、最大限の安全確保のために、
流れの交通整理役と警察が共同作業で交通整理を行う。

必要最低限の封鎖で、また臨機応変にやらないといけないので大変だ。


山笠といえば水がつき物。
今日は打ち水の他に雨もぱらついた。


ここからはランダムで紹介。









「博多祝い唄(祝い目出度)と博多手一本」
博多祇園山笠に必ず必要なのが、「博多祝い唄」と「博多手一本」
これを聞くと、身が引き締まる思いがします。


さて、明日は「追い山ならし」。
500の出番があるかなー♪